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「普通」を知っているからこそ、「恐怖」を武器に。〜シンガーソングライター松本佳奈と出会って編〜

海辺にて、わたしの作品撮影とともにモデルとして先日写真を撮っていただきました。

ここで、「あぁ、恋愛してたなぁ」と今では懐かしく思えた現場でした。

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隠していたつもりはないのですが、わたしは19歳だった当時、1年半ほど付き合っていた年上の男性と結婚していて、21歳の時にお別れしました。結婚生活は約2年ほど。

「別れた理由」は一言では語りつくせませんが、お互いにとって「しあわせ」が今後多くなる道が、「別れ」だと思って選択した、前向きなものでした。

彼は「別れるっていつかは言うと思ってた」って、寂しそうな言葉をぽつりと残したのを覚えています。
わたしが、「やりたいことだらけ人間」なのを知っていたから。

純粋にわたしの可能性に対して肯定的でもあったから、止めることが「無駄」なのを知っていました。

そして、「やりたいこと」と「結婚生活」の両立が、当時のわたしには「負担」という解釈でしか捉えられなくなっていたことも知っていて。

もっと「普通な人間」であれば「しあわせ」だったのかなぁ、と当時はそんな自分を責めてもいました。

けれど「好き」だけではうまくいかない時もあるのだと、「それもひとつの選択」として今は納得しています。一ミリも後悔していません。
別れてからわたしたちは、年に数回会っていましたが別れてからの方がとても仲良くなりました。(友達として)

彼の両親にはボロクソ悪い嫁だったと言われていますが(笑)

いいのです。それで。
わたしは彼らに何と言われようが、否定も肯定もしませんから、悪口の連鎖は止まります。
憎しみという矢印は行き場を失えば、時間がやさしく寄り添ってくれる。

そんな時代に知り合った、ひとりの女性の存在が今のわたしを作りました。

そして、未だに余韻が残ってる、夢のようなラジオ共演。

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木更津のシンガーソングライター松本佳奈との出会い

 

わたしが結婚していた19歳の当時、無印良品で働くこととなり、透き通るような女性がそこにはいて。
たぶん、一目惚れ。(百合的な意味ではなく)

それが、現在シンガーソングライターとして活躍中の松本佳奈だった。
彼女も入社タイミングが一緒だった。
きれいで、しなやかで、透き通る雰囲気にすごく憧れていた。

働く前に朝礼でルーチンや役割分担の確認をする度に、わたしは松本佳奈の白い透き通る肌をずっとみていて、朝礼の内容は頭には入っていなかった。

仕事の後に帰り道がたまに一緒になったりして、極度の人見知りだったわたしだったのに、彼女にはなぜか心を開いていて。

綺麗な雰囲気なのに、酒大好きなチャンネェで、話し出すととまらなくて、彼女の恋愛話に、勝手にかなり心配した記憶が。
また、その人間くさいギャップにすごく親近感があって、彼女と出勤がかぶる日は嬉しかった。

けれども、お互いプライベートまではグイグイ踏みこむタイプじゃなかったから、数で数えられる程しか飲んだことがなかったという、仲だった。

彼女曰く、この時期は音楽を続けることを諦めて、無印良品の社員を目指すことも考えていたそう。
なので、「音楽活動をしてます」とはおおやけにはしていなかった。

 

仕事を辞めた後に知った、彼女の音楽活動の苦悩

 

わたしは、無印良品を半年くらいで辞めて、アパレルのお店で半年ほど働き、人見知りがしんどかったので接客業はもう辞めようと思って、去年退職した会社に金融事業の営業事務の本社部門として入社することとなりました。

入社してしばらく経ってから、無印良品の千葉にあったお店が閉店するということで、送別会に誘われて、彼女と再会した。彼女はなんと結婚していた!そして、わたしは離婚していた!(笑)
(が、彼女はパートナーとすこぶるうまくいってるかというと訝しげだったからまた心配になったりして)

元々「ピアノで音楽を少しやっている」とは聞いていたけれど、このくらいの時期から彼女は再び音楽活動を本格的に再開したようで、結婚と音楽活動との両立を目指している姿に「キラキラ」を感じた。

わたしは「やりたいこと」と「結婚生活」の両立ができなかったから、眩しくて、こわかった。
「見たくない」とすら、思っていた。

そう、わたしは彼女の「表面的なキラキラ」な部分しか見ようとしていなかったから。

音楽活動をする大変さも、経済的な面でも、パートナーシップにおいても、彼女は人に見えないところで、折れそうになりながら自分を保ってきた。

 

被害総額500万円の借金完済は、面識のなかった父からのご祝儀で

 

この話は、佳奈さん自身「不幸を身売りしたくない」ということからプロフィールから削除しているけれど、「音楽事務所」の詐欺で、総額500万円の被害を19歳の時に経験している。

彼女はそれから返済に明け暮れ、キャバクラでも働いたことがある。

働いては歌い、
働いては働いて、
諦めかけて、
出会って、
結婚して。

コツコツと返済を何年も続けていたけれど、完済の道のりはとても遠かった。

彼女は幼い頃、両親が離婚していて、お母さんとおばあちゃんとの3人暮らしだったので、お父さんとはほとんど面識がなかった。

そんなお父さんに結婚式の報せをし、彼女の抱えた経済事情をお父さんはその時初めて知ることとなった。
家族として離れていても、子供に対しての愛は消えることはなくて。

その愛の形が、お金としての形に表れた。
お父さんがご祝儀を多めに包んでくれたことで、借金の完済が終わったのだ。

お祝いのお金を返済に充てた彼女の気持ちは、わたしには想像することもできないけれど、彼女に通る一本の芯は、そんな日々の中から生まれた「強さ」だと思う。

強さというのは、時には「努力」と勘違いして邪魔になることもあるし、「迷い」と隣り合わせだから、できれば「粘らなくても好きだから勝手に粘ってて結果として強くなった」という状況が1番理想。

ただひとつ言えるのは、「正しいのか」、「間違っているのか」という2択の問いは、挑戦して、継続している人だけが「強さ」と「自信」に変えられるアイテムなのだと思う。

けれど、わたしは「挑戦しない」ことが悪だとも思わない。
同じところに留まり続けられる人は、「それもひとつの力」だと思うから。

わたしはとどまり続けるのがたまたま合わない人間だったから、今の道を選択しただけ。

 

「変化」はコンプレックスではなく、「結果」でしかなかった。

 

変化は時に、激痛を伴うこともある。
やわらかくて、あたたかいときもある。

そもそも変化なんて、気づかないうちに手に入れてるものだから「気づく」ことが大事なことだと思っていて。

「変化=自分の外側」にフォーカスするというよりは、何を吸収して、何を受け止めて、「自分」はどうしたいのか、に重点を置いていると「ありゃ、またまた変化してるなぁ」という、ただの「結果」という名前でしかない。

そんな「変化」という名前を、「人に流される」という、悪い方のコンプレックスとして長年捉えてきたわたしだけれど、今は「結果として」変化という成長を受け止める自分の器を持てた。

変化にこだわりすぎるのは、苦しい。
そのままの自分を「受け入れられてない証拠」として突きつけられるようなもの。

種から芽が育ち、木になって、実りになるように、ひとつひとつの成長として「変化」を捉えていきたい。
肥料が欲しいと「気づいたなら」肥料が欲しいと口に出してみる。

変化したいから、美しくなりたいから、という目標ばかりを追いすぎないで、目の前の心の声に従ってみる。
わたしはこれが生きていく上で、「成長という変化」にできる近道なのではないかと思ってる。

何かが怖くてチャレンジ(変化)できないというのは、「変化を受け入れた自分」という体験を、「気付いてこなかったから」なんだと、今までのわたしを振り返ってみてそう感じた。

雪景色から桜になりました、というわかりやすい外側の変化の話ばかりを追い求めるのではなく、「こんな本音があったんだ」という「俯瞰」することで、勝手に行動はアクションを始める。

わたしと佳奈さんはたまたま痛みを乗り越えて、「あるべき姿の自分」に戻ったけれど、正直10代から離婚までのしんどさは、二度とやってきてほしくないとも思う。

そして、その後の佳奈さんの話ですが、いろいろあり、離婚の道を辿ります。
ここで、わたしは彼女とは親近感を更に勝手に感じていました。笑

 

久しぶりの再会に、素敵な女性の影がもうひとり。

 

佳奈さんのライブにはちょくちょく足を運んでいたけれど、ゆっくり会って話す機会があんまりなかったので、ご飯でも食べようということになり、3月某日、会うことになった。

そこには、みどりさんという女性の存在もあった。
みどりさんとは、SNSで運命的な出会いで繋がれて、ネットからリアルに飛び出したのがこの日。

高校の同級生であった佳奈さんとみどりさんは、佳奈さんがFacebookで「いいね!」した記事がわたしの新潟移住の話で。

その記事がみどりさんのタイムラインにたまたまあがり、共感してメッセージを下さり、友達になって。
みどりさんも、旦那さんと長野移住をするタイミングとほぼ同時だったということもあり、わたしの言葉のひとつひとつが、みどりさんのこころに、真っ直ぐに届けられた。

みどりさん曰く、「いきなり知らない人にメッセージするようなことはほとんどない!」と言っていて、「不思議なご縁もあるのだなぁ〜」という、運命的な匂いを勝手に感じてた。
そして、3人のスケジュールが合ったというのも、運命的なものを感じずにはいられない。

みどりさんは、おしゃれで、ふんわりしていて、やさしくて、しなやかな強さがある女性だということが少し話しただけでわかった。

3人で話せば話すほど、ネタのような恋愛話に盛り上がり、みどりさんは初対面だったけれど何でも話せて、自分の価値観と合う人との濃い話ができるというのは、「居心地の良さ」ってこういうことなんだなぁ、と感じずにはいられなかった。

このとき、自分が発信というツールを使ったことによって、「本当に自分に必要な人」と繋がることができる素晴らしい時代に生まれ落ちたんだな、と思った。

笑いあり、笑いありの、ほとんど笑いしかない話の傍、移住の話や「生き方」の話をした。

 

普通」を知っているわたしたちだからこそ、「恐怖」を武器へ。

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佳奈さんは東京暮らしから、生まれ育った木更津に戻り、シンガーソングライターとしても活動し、イベント企画の主催者として、地域を活かし、コミニティーを作っていきたいという。
キャンドルナイトやアート作品、ミュージシャンを集め、地元の食とのコラボなど、挑戦をし続けている姿に尊敬せずにはいられないし、どんどん彼女の良いところを吸収していきたい。
そして、新潟に連れて行きたいと思っている。彼女の良さを新潟の人にも伝えたい。

みどりさんも5月に、東京から長野県の諏訪に旦那さんと移住することとなり、染物などをやっていきたいという。旦那さんも音楽活動をしていて、話を聞いているととっても面白い方で、お会いしたいなぁと思う素敵なご夫婦。みどりさんも同様、今年新潟に連れてくる予定。

わたしたち3人は「普通」を知っている。
知っているというよりは、「普通」を共有できると表現した方が良いのかもしれない。

わたしと佳奈さんは音楽活動をやっていくけれど、「アーティスト」って、天才肌の人がいたり、ズバ抜けて何かが飛び抜けていたり、「普通」という感覚がなくて、世の中に認められる人もいる。

けれど、わたしたちは「普通」の女性であり、人の目を気にすることなんてしょっちゅうあるし、恋愛でいちいち悩んだりするし、働き方、生き方について、もがいてもがいて、泥臭くてかっこ悪くても、自分の気持ちに素直になることを大事にして、「自分の生き方」を創っていきたいと思っている。

気分ルンルンで何かを成し遂げられる人ももしかしたらいるかもしれないけれど、わたしは臆病なので、恐怖を抱えながらも、「こわいけど、やってみます」を武器にしたいと思っています。

 

「キラキラ女子」より、「泥臭い女子」でいい。

 

最近「キラキラ」しているね、なんて言われることがあるけれど、わたしは生々しくて泥臭い姿を見せていきたいと思っている。 「キラキラ」とは少し感覚が違うかもしれない。
(褒めてくださることはありがたいですし、もちろんうれしいです。)

挑戦すればするほど、葛藤と悩みは尽きないし、不安だったり、反省したりすることも多い。

よくSNSで「わたし、しあわせです」という投稿を見かけるけれど、しあわせの裏側には、悩んだり、葛藤したり、人に見せたくない部分が必ず存在する。
わたしはそれこそ「美しいなぁ」と思う。人の醍醐味というか。

「キラキラ」という輝きは、目立つけれど、目立てば目立つほど、「この人、わたしと違うからこんなに輝いてるんだ」なんて思わせたくない。

あなたとわたしは同じ人間であり、もがいてあがいて、膝小僧が傷だらけでも、行く先に「おもしろさ」があるならば、絆創膏を貼って、歩んでいきたいと思っている。

そこに「生き方のヒント」を誰かに提供できるんじゃないかって。

泥んこの姿を受け入れて、楽しんでみる。
生きることを遊んでみる。
それが、今のわたしにできること。
発展途上をありのままで伝えること。

彼女の強さと泥臭さを存分に感じたところで、わたしはただただ痺れるだけ痺れて行動に移していなかった自分の弱さから目をそらすのをやめて、受け入れることにした。

裏も表も自分で、強さと弱さは両方あってわたし。
どちらか一面だけを受け入れていたら、違和感がつきまとい、生き方が彷徨う。

歌うことが好きで、自分1人だけで自己満足していたけれど、新潟移住を機に自己満足からやっと、人前で歌う、ということをしていきたいと思えた。

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また、佳奈さんが「魔法のてのひら」のアルバムをリリースします。
CDを作るというのは、今の時代、費用をそんなにかけなくても「できる」けれども、アートワークや、スタジオ収録など、お金の使い方で「できあがる」ものが違って来る。

そんな「できあがり」の違いにこだわりたかった彼女は、クラウドファンディングで資金を募ることにしました。
ご支援くださる方は、下記のURLからご支援頂けましたら幸いです。
(3/31 23:59まで)

「魔法のてのひら」制作プロジェクトクラウドブァンディング

佳奈さん、みどりさんとは今後も何かの企画をやろうと思っているので、少しずつ形にしていく作業を移住の暮らしとともに実験していこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。