肩書きは「もらうもの」ではなく、「自分で作る」ことを当たり前に。

3月4日、千葉県鎌ヶ谷にてお昼から始まった講義。

 

「好きを仕事にするためのセルフブランディング術」

 

講義者はそう、かさこさん。
知る人ぞ知るというよりは、だいたいみんな知っているかさこさん。

 

カサゴ?

 

いえ、魚ではなく、かさこさん。

 

 

IMG_3269

先日、41歳の誕生日を迎えたかさこさんは、現在カメライターという肩書きを持ち、旅先での写真撮影、ライティングを仕事にし、「好きを仕事にする」ことを自らが立証されており、仕事だけではなく、奥さんやお子さんとの時間も大切にしてらっしゃる姿には最早学ぶことだらけで吸収が追いつかない。

この時ばかりは、「わたしはスポンジになりたい」という文節が浮かんだ。

 

「好きなことなんか仕事にできるわけがない」を「信じきれなかった」ことから始まる

 

今でこそ「説得力100%」の言葉を自由自在に操っているかさこさんも陰りがあった。

 

就職氷河期時代に就職をすることとなったかさこさんは、「現実は甘くない」という大人たちの常套文句に首を縦に振るしかなかったような出来事として、内定がサラ金一社のみという結果だったそう。

そうしてサラ金としての融資マンを経験していくうちに、「好きなことなんか仕事にできるわけがない」という芽がグングン育つが、その花は幸いにも咲くことはなかった。

 

「でもやっぱり好きなことをしたい」という影がいたから。

 

いや、光だったのかもしれない。

 

そんな光なのか影なのか信じることができないもどかしさを抱えつつ、旅と写真が好きだったかさこさんは「好きなことをブログで毎日発信し続ける」を16年間やり続けた。

 

ブログ更新を毎日し続けたことで、「何を好きで」「何をやってる人で」「何が得意なのか」がブログを通して誰にでもわかるようになり、「かさこさんの好きなことに価値」を見出した企業から、ブログを通して仕事の依頼が来るようになった。

 

その後、本を出版したり、原発をテーマにした映画監督をしたり、サラ金時代には考えられないようなお仕事をするまでに。

 

また、去年の年収は2300万程で、「仕事をやりすぎてしまった。もっと自分の時間を大事にしたい」とかっこいいことを言っている。

 

そう、それはお金に執着しすぎてない証拠。

 

お金に執着していないことが、パフォーマンスを生み、「お金に振り回されない、本心からくる実直さ」を大切にでき、それがかさこさんの最大の魅力なのではないかと思う。

 

「質より量」と「量より質」論争を見直すきっかけ

 

かさこさんは「ブログを毎日更新する」ということに対して自信を持ってこう豪語する。

 

「100%の記事を週に1回より、60%の記事を毎日の方が、”毎日更新しているならたまにチェックしよう”というファンが増やせる」というのだ。

 

痛い…。

 

ほっぺたをつねられたような言葉だった。

 

わたしは100%の記事をゆっくりでも出したいという想いが強く、毎日更新する方がいいとわかっていながら「質のいい記事を書くため」と言い訳していることに気づいた。

 

ただ、この論争は「毎日更新」が自分の中で「負担」になってしまったら、別物になっていく気がするので、量より質の観念から、質より量に「少しずつ」でもシフトしていくやり方でいきたいなあ、と思う。

 

「今」を楽しむ過程をおざなりにしていくことは「本末転倒」だから、あくまでも自分なりのやり方で、心の心地よいラインを感じながら、やっていきたい。

 

パラレルキャリアとセルフブランディングで仕事をもらう仕組みを

 

絵を描くことが好き。

 

歌うことが好き。

 

旅行が好き。

 

食べることが好き。

 

誰しもが、何かしら好きなものが「ボヤッ」とある。
その「ボヤッ」がない人はいないと、わたしは思っている。

 

好きなことって、わかりやすいようなカッチリしたようなものが、「好きなこと」というカテゴライズにされがちだけど、「耳かきが気持ちいい」くらいでも「好きなこと」だと思う。

 

かさこさんは「ボヤッ」でも「くだらないこと」でも、突き詰めると、自分だけが楽しむ「趣味」から、「誰かのため」にすることができるのだと、自分の実績や、他人の実績から根拠を述べている。

だけども、いきなり「好きなことだけ」しても「誰かの価値提供」に繋げることに、成果がついてくるかというと難しい面が多々出てくる。

 

そこで、かさこさんがオススメしているのは「パラレルキャリア」。

 

好きな事以外の他の収入源を保ちつつ、「好きなことの割合」を少しずつ増やし、「ブログで発信」も加えるという、自分の考えや行動を少しでも誰かに伝えて、時間をかけてでもセルフブランディングしようよ、ということ。

 

わたしも「地域おこし協力隊」でお給料を頂きつつ、好きな土地への貢献、好きなことのライティング、好きな歌を歌うこと、花を使った作品の販売などをしていくべく、好きなことの割合を圧倒的に増やす準備を整えたところ。

 

自分の性質上、一点集中で何かに取り組むより、好きなことのいくつかの「点」を固めながら「線」にしていくやり方で「好きを仕事に」したいと思っている。

 

その手段がブログであり、地域おこし協力隊であり、移住でありたい。

 

今はこの「点」だらけの状況に少しばかり心細さを感じながらも、「線」になって繋がるということを信じて、日々生きている。

 

「これがやりたい!」に素直になるたびに、自分が自分を好きになれる。

 

ローカルな地方で活動する分、焦らず自分らしくできるというフィールドをわたしは選んだ。

一緒に励まし合う仲間が増えて、気づいたら何人も応援してくれるひとがいて。

住む土地を変えて、自分の考えを発信することで、こんなに自分って変わるんだ、と驚く日々。

その点、東京での「仕事の選び方」にはレールがいくつも敷かれていて、脱線すると悲しいかな、いろんな好奇な目で見られることになる。

 

非正規雇用者は負け犬だとか、正規雇用者は将来安定だから就職活動は絶対だとか、就職したら我慢してでも3年は勤めるだとか、誰が決めたのかわからない「常識」に心がすり減る時がある。

 

その「常識」は、国境を越えた時の「常識が非常識に変わる感覚」のような、取るに足らない感覚だったのかもしれない。

 

わたしは高校を卒業してから脱線したり、レールにハマったりの繰り返しだったけれど、人生の見本のレールにフィットする人はフィットするし、フィットしない人はフィットしないなあ、とようやくそのことを素直に理解することができるようになった。

 

ただ、それだけのことだった。

 

フィットしないものをわたしはなんとかフィットするように空回り続けて、ハムスターのガラガラのように走り続けた。

 

そんな空回り期間もいい意味で経験にできたし、「わたしには見本とされるレールが合わなかっただけ」に素直になることができた。

 

この気持ちに素直になれるかなれないかということが「好きなことを仕事にする」の分かれ道なのではないかなあ、なんて思う。

 

肩書きは「もらうもの」ではなく、「自分で作る」ことを当たり前に。

 

地方には「脱線」が「面白い」と受け入れられる体制が徐々に広がっている。
東京では活躍できなかった人が地方に来ることでキラキラになる人が増えているとわたしは実感している。

 

そして「自分で自分に肩書きをつけた人」はとても芯が通っていて、尊敬できる人が多いことに気づく。

 

十日町じゃなくても、「移住」を手段として「好きを仕事に」する人が増えたらいいなあということを漠然と今は思っている。

 

image1

 

写真は勝手に考えたキャッチコピー。

 

「好きを仕事にする人」が十日町に来たら嬉しいなあ、なんて。

 

地域おこし協力隊がこんなこというのも変だけど、最終的には十日町じゃなくていいから「自分に合うものを選び、自分の好きな土地を選ぶ」ということであればなんでも良いなあ、と思う。

 

選ぶということは捨てること。
捨てることは気持ちがいいこと。
不要なものをそぎ落とす手段をひとりでも多くの人が気づけるように。

 

そうなってほしいな。いや、そうするべく勉強しながら人の力も借りていこう。

 

そして自分が「好きを仕事に」なる過程を記していこう。

 

すでに、地域おこし協力隊の仕事は内定を頂いておりますが、あくまでも独立するための準備期間。

最長でも3年だからこそ、その期間でいかに地域に貢献し、人と繋がり、自分自身を確立できるか試したい。

 

またひとつ、自分の想いが「メキッ」と成長する音をかさこさんの講義を通して再確認できた。
きょうという24時間にも、「好き」を1分でも多く感じれるように。

 

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肩書きは「もらうもの」ではなく、「自分で作る」ことを当たり前に。” への1件のフィードバック

  1. おはようございます。

    手描きPOP
    勝多屋

    サージョKATSUTA.といいます。

    清き1票!!
    共感いたしました。

    『 Srjo.のブログ 』 も、
    ご覧くださいませ。

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